「Selamat ulang tahun!!」
「Happy birth day!!」「お誕生日おめでとう!!」
みんなありがとう!!
お蔭様で無事に25歳の誕生日を大好きなバリ島で過ごす事が出来ました。
きっと一生忘れないだろうなぁ。。。
誕生日はさすがに仕事を休ませてもらってゆっくり過ごそうと、
朝はのんびり起きて大好きな海へと自転車を走らせた。
最近お気に入りの「Jamrud」と言うインドネシア人バンドの曲を聞きながら、
(実は前日彼らのコンサートを見に行ってきた。この話はまた次回)
ノリノリでいつもの海へと向かう私。
前にも話したけどヌサドゥアエリアは完全なリゾート地区となっていて、
超大型リゾートホテルが軒を連ね、ビーチは全てプライベートビーチとなっている。
当然、ルピア生活者の歌織には手も足も出せない地域である。
但し、歌織の通っているこのビーチだけは何故か一般開放されていて、
小さな公園の奥に素晴らしくきれいな海が広がっているのである。
歌織はここの海が大好き。週末になるとここは朝から家族連れ、カップル、友達同士のローカルっ子達で賑わう。
それぞれリラックスしながら思い思いに時を過ごしている。
みんなの幸せそうな顔を見ながら歌織ものんびり読書をするのが好きなんだ。
もうバリに来てかなりの本を読んだ気がする。だって部屋にはテレビもなければラジオもないしね。(笑)
でも元々本を読むのは好きだから歌織には理想の場所かもしれないな。
気がついたらもう夕方前、「ん、ちょっとゆっくりし過ぎたかな?」
なんて思っていると、「かおりーかおりー」遠くから誰かが呼んでいる。
ここに来る事は誰も知らないはずなのにおかしいな?空耳か?
と、目の前には隣の家の女の子(ワヤン)とその友達。「えーー?何で何で〜??」
ビックリする歌織。「もう、歌織全然気がつかないんだもん。自転車乗ってる時から呼んでたのに」と、ワヤン。
う、もしかしてノリノリで自転車こいでる所を目撃された?(恥)
「歌織、今日お誕生日でしょ、おめでとう」と、それを言うためにわざわざ探してくれていたみたいだった。
照れたような、はにかんだ笑顔の彼女を思わず抱きしめてしまった。
「Terimakasih〜!!(ありがとう)」
夜は歌織の友達(コマン)が経営してるクタのワルン(食堂みたいなものかな?)へ。
いつも歌織はここのワルンでスタッフやら友達やらとおしゃべりしているの。
そのワルンがある通りのお店のスタッフとはほとんど歌織もお友達。
「歌織、お誕生日おめでとう!!」「覚えててくれたの?ありがとう!!」
この会話が永遠とワルンへ続くまで繰り返される。そしていつもより遅くワルンへ到着。
「ヘイッ!!遅いよ歌織〜!!」と、そこには歌織の友達がたくさん集まってくれていた。
そう、今日の日のためにコマンが呼びかけてくれていたんだって。
「Selamat ulang tahun!!(お誕生日おめでとう!!)」みんなと握手。
「本当にありがとうっ!!みんな!!」
そしてコマンが市場から仕入れてくれた大きな魚を道端で焼いてくれ、
パーティーの始まり。ここのワルンは通りに面しているので観光客がもちろん通りかかる。「何のパーティーだい?」と、外人さんたち。「今日は彼女の誕生日さっ」と、その度に紹介され「ワァオーハッピーバースデー!!」と、見ず知らずの方々にもお祝いして頂きました。(もちろんバースデーソング付き♪)その後からも仕事を終えた友達が駆けつけてくれ、その日はずーっと笑いっぱなし。悩みも何も全て吹き飛んでしまった。
この誕生日の出来事を日本の友達に話した時、彼女が言った。
「そうやって友達とかに大勢でお祝してもらうのって、あるようでなかなかないもんだよ。
よっぽど友達に愛されてないとできない事。彼氏にはお祝いしてもらってる人って一杯いるけど、そうやってワイワイしてもらえるのってさ。
ステキだよねー。」
歌織は友達が大好きだ。いつもみんなでワイワイしてて、そんな笑顔に囲まれているってすごく楽しい。日本にいた時もずっとそうだったし。そしてそれが当たり前だと思ってた。でも彼女の言葉で「あ、歌織、みんなに愛してもらっているんだ」って改めて思った。しかもここはバリ島。一人の外国人のために、みんながお祝いしてくれるのって本当に幸せな事だと思う。
バリ島に来てね、もちろん楽しい事ばかりじゃない。
日本と同じように生活しているわけだから悩んだり、辛かったり、泣きたかったりする事だってある。でもその時に「大丈夫、歌織には帰る場所があるんだから」って言いきかせるの。歌織がバリへ行く時にたくさんの人たちに心配してもらって、勇気付けてもらった。そして今でもみんなに励ましてもらっている。それが海外で一人で生活している歌織にとってどんなに心強い事か。。。
まさか25歳の誕生日をバリ島で迎えるだなんて思っていなかったけど、こうして大好きな場所で素敵な友達に囲まれて暮らしている事を改めて感謝している。
この1年がまた私の人生にとってかけがえのないものになるように、ここバリ島で色々経験し、そして私らしく生きれたらいいなって思います。
そして歌織を心配し、支えてくれている全ての人に、、、「ありがとう」
Mudah-mudahan semuanya sehat-sehat... Terimakasih
banyak.